2009.03.09

古き良きもの

設計担当/ミキです。

今回は、設計を担当した「大森ロッヂ」のパーツ・アイテム探しの模様をご紹介します。

 

about大森ロッヂ → http://bluestudio.typepad.jp/omori_lodge/

 

照明器具や金物などのパーツ・アイテムを選ぶのは、設計業務の中でも特に楽しい作業です。

「大森ロッヂ」は、昭和30年代に建てられた古い木賃アパートの再生なので、そんな建物に合うモノを求めて、パーツ探しの旅に出かけました。

会社の座席に座ってカタログを開いているだけでは、良いモノには巡り合えないのです!

 

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ちなみに今回散策したのは下北沢。

アンティークやそれっぽい家具・金物が、青山や中目黒あたりに比べると、割とリーズナブルに手に入る気がします。和のモノも洋のモノもあり、お店も集中していてまわりやすいです。

 

simokita01.JPG空間を演出するにあたって最も重要なアイテムと言えば、やはり照明器具。

今回、室内に取り付ける照明器具は「ANTIQUE LIFE ☆ JIN」というお店で購入しました。

小さい店舗ですが、姉妹店も含めると3店舗が近くに集まっていて、日本や海外のアンティークグッツがバリエーション豊富に、リーズナブルな価格で手に入ります。

ちゃぶ台なんかもサイズ違いで色々揃っていて、目的を忘れて欲しくなってしまいました。

 

   

simokita03.JPG細かいところではドアや収納の引き手・ツマミなんかも、大切な存在です。日々手が触れるところですから、愛着が湧く様なモノを選びたいですよね。

「大森ロッヂ」では元々付いていた建具や金物をなるべく再利用しています。

なかでも「ひだまりの家」長屋・A棟のトイレのドアは必見ですよ!

特にA02号室のドアには、前に住んでいた方が付けたらしき"オマケ"が付いていて、私のお気に入りです。

 

 

 以前に訪れた埼玉の古道具屋さんは、古い建物の解体現場を回って古道具や古材・建具を見つけ、再生していました。判らない人にとってはゴミとも見分けがつかないような中から見つけ出して、再び使える様に手を掛けて直し、新たな価値を見出しているのです。

ブルースタジオが手掛けるリノベーションに通じるものがありますね。

オーナーは陶芸家の様な風情のおじいさんで、畑の中に在る大きな倉庫も見せてくれ、置いてあるモノにまつわるエピソードを色々と話して聞かせてくれました。非常に面白い・刺激的な体験でした。映画「三丁目の夕日」の小道具としてレンタルで貸し出し事もあるそうです。

その体験以来、私もドアノブや引き手、コンセントカバーなんかを解体現場から収集しています。皆様も解体現場があったらパーツを回収しに行きますので、教えて下さい!

 

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さて話しを戻して、

←こちらのお店「リモーネアンティーク」では「みはらしの家」戸建・G棟の玄関照明を購入しました。

店内の壁には古い柱時計が並び、秒針のリズムが心地よいBGMになっています。

とてもお上品なご婦人がカウンターに立ち、購入した器具を丁寧に梱包してくれました。

 

 

 

simokita05.JPG本当は既存で付いていた玄関照明を再利用する予定でしたが、器具も配線も劣化しており、電気屋さんにも見て貰いましたが直す事が出来なかったのです。

しかし器具自体はそのままは使えませんが、電球の笠だけは使えるかも!?と思い、きちんと大切に取ってあります。

 

 

 

 

 

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←この素敵な看板は「アンティーク長谷川」さん。

老夫婦できりもりする老舗のアンティークショップで、こじんまりとした店内には、照明や時計や古いカメラなんかがトコロ狭しと並んでいます。

その時が止まった様な静かな空気感を味わう為に、特に目的が無くても、下北沢に行ったら必ず立ち寄り、じっくりと店内を散策して過ごしていましたが、昨年ご主人が亡くなられて、お店をたたむ事になってしまった様です。

 

これでお別れ、と私がいつも以上にじっくりと時間をかけて店内を散策している間も、常連さん達が入れ替わり立ち替わり顔を出し、名残惜しんでいました。

 

古いモノとの出会いは まさに"一期一会"。期を逃してしまうと、同じものには2度と出会えません。

私が厳選して選んだ「古き良きもの」達に会いに、今週末は「大森ロッヂOPENROOM」に、是非足をお運び下さいませ!

(ミキ)