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INSIDE Vol.30


自然の中のテラスハウスの豊かな暮らし

Vol.30

大阪府箕面市『ミノハテラス』 リノベーション 賃貸 ファミリー
専有面積: 64.51〜64.84㎡
職種: 会社員
趣味: 音楽ライブ鑑賞

きっかけは、賃貸物件では貴重な“無垢のフローリング”

ローカル線の始発から1駅目の駅を降りて徒歩6分。石積みの生け垣の家が並ぶシックな住宅街の中に、2棟のテラスハウスがゆったりと並んでいる。

鵜飼さん一家はここに引っ越して3ヶ月。ご主人の転勤で、3年あまり暮らした金沢から出身地の関西に戻ることになり、すぐに入居できる賃貸住宅を探したという。

「引っ越しの時期は決まっていたので、時間がない中で必死に探しました。納得できる家が見つからず、最初は当初の勤務先に近い京都、次に出身地の枚方あたりまで広げ、最後はエリアを問わず、とにかくたくさん物件をチェックして、たまたまこの家を見つけました」とご主人は振り返る。

彼らを入居に導いたのは、賃貸物件では貴重な“無垢のフローリング”。

デザイン関係の雑誌や本をずらりとコレクションするご主人。手仕事が好きで、賃貸のマンションでは主流のツルツルとしたフローリングに抵抗があった奥さま。インターネット上の物件写真からフローリングの質感をチェックするのにも疲れた頃に、偶然発見したのがここだった。

ミノハテラスの床には岡山県西粟倉村産の杉の無垢材が使われている。感触のよさは折り紙つきだ。そのためか、ここに越してからの鵜飼さんは一家全員が、ふだんから裸足で過ごしている。日差しが差し込んだ床が気持ちよく、床に寝転んで昼寝をしてしまうこともある。

床はオイルステンで塗装され、ややくすんだ印象に仕上げられている。鵜飼さんが元々集めていた中古家具も、しっくりとなじむ。キッチンに向かい合わせで置かれたカウンターは、まるで造り付けの家具のように見えるが、引っ越してから無垢のフローリングの質感に合わせて見つけたものだ。

上段:ご主人が趣味で集めるデザイン関係の雑誌や本。

中段:内装に合わせて設えたキッチンカウンター。収納力も補う。

下段:柔らかい杉の無垢フローリング。普段から家族みんな裸足で過ごしているそう。

フロアと庭の“一体感”がつくる広がり

鵜飼さんが暮らす住戸の床面積は64.51㎡。土間とLDK、水まわりのある1階、連続する2部屋のある2階の2フロアに分かれている。

暮らしてみて気づいたのは、住まいが広く感じられること。

「ここに引っ越す前も2フロアある家に住んでいて、以前のほうが床面積は広かったけど、今の家の方が広く感じられます」と奥さまは証言する。

その理由は、間取りの“一体感”にある。社宅からリノベーションされた際に、南側の窓辺をフルに使えるように間取りが変更されている。さらに部屋同士を仕切る壁も少なくなり、それぞれのフロアをひと連なりで使えるように工夫されている。開放的で、風通しもいい。

そして4人掛けのテーブルを置けるくらいゆったりとしたウッドデッキが、居間の窓のすぐ外に広がっている。

「2歳の息子は、毎朝デッキに出て天気を確認するのが日課になりました」と奥さま。ご主人が出かけるのを家族でデッキから見送るのが、鵜飼家の毎朝の風景だ。

ミノハテラスの各住戸には、およそ正方形の広い庭がついている。この夏、鵜飼家で大活躍しているのはビニールプール。いつでも出せるように空気を抜かず、広い土間に置きっぱなし。息子さんは毎日のように水遊びを楽しんでいる。

ご主人のデザイン書や腕時計、奥さまのタンブラーやマグカップのコレクションなど、物が好きなご夫婦。そのため実は荷物が多い。そう見えないのは、収納を工夫しているから。押入れやキッチンの足下など使える場所は収納としてフル活用し、奥さまが選んだおそろいの布で製作したカーテンで隠している。

一方でオープンな棚は“見せる収納”として使い分けている。キッチン上部の棚に並んでいるのは、使い終わったジャムの瓶。調味料やお茶を移し替えて使っている。

上段:広い土間。自転車やベビーカーを収納。夏場は子供があそぶビニールプール置き場に。

中段:キッチンの棚に並ぶ、使い終わったジャムの瓶。調味料やお茶を移し替えて目にも楽しい収納。

下段:キッチンの足下など使える場所は収納としてフル活用。手製のカーテンで目隠し。

箕面なら、京阪神をまるごと楽しめる!

「箕面は治安がよく、保育園にも比較的入りやすいと聴いています。」と奥さまは話す。目の前を流れる川や、落ち着いた周辺の街並みも、鵜飼さんがミノハテラスを選んだ理由のひとつ。2歳の息子さんと0歳のお嬢さんがいるので、子育てのしやすさも重要なポイントだったそう。

特にミノハテラスの周辺には、明治時代に開発された桜井や、大正11年に住宅博覧会が行われた桜ヶ丘をはじめ、歴史ある住宅地を核とする、ひと味違う住宅地が広がっている。筋のよさは格別だ。

だが箕面といえば「猿、滝、紅葉」で有名な行楽地。住むのではなく遊びにいく場所というイメージが主流かもしれない。生活面での不便はないのだろうか。

アシストするのはマイカーの存在だ。鵜飼さん一家は金沢に住んでいた頃から、交通手段は車を基本とするライフスタイル。こちらに引っ越してからも駐車場を1台分借り、生産が終了して10年あまり経つかわいらしい国産中古車を大切に使っている。

夫は阪神間に分散する勤務先に、車と電車を併用して通う。箕面は京阪神一帯にまんべんなくアクセスがよい。そして車の便にはかなわないかもしれないが、電車の方もなかなかのものだという。

「僕はこれまで阪急沿線になじみがなかったのですが、実際に使ってみると便利ですね。隣の石橋駅から多方面に路線がつながっているので」とご主人。

そして鵜飼さんにとって、金沢にいた頃から何よりも変わったのは休日の過ごし方だ。

「金沢時代に比べると、出かけられるエリアの幅が圧倒的に広がりました。高速道路のインターチェンジが近いので、京都あたりにも1時間弱で行けます。渋滞もあまりしないので動きやすいです」と夫は証言する。

箕面は家族で暮らしを楽しむには、絶好の立地。今後はかなり充実しているといわれる、地元のカフェや雑貨屋さんも順次開拓していきたいそう。

工夫し、楽しみながら、家族で理想のライフスタイルを追求できる家だ。

上段:駅からミノハテラスへ向かう道。箕面特有の生垣で整えられた美しい家並みが広がる。

中段:目の前を流れる箕面川。夏はホタルやカワセミが訪れる程美しい川。

下段:広々とした外構でキャッチボールをする鵜飼さん親子。

2016年7月27日 『ミノハテラス』にて
撮影:igotta 大坊崇  取材・記事:平塚 桂(ぽむ企画)・田邊都(blue studio)

今回の入居物件のご紹介

大阪府箕面市『ミノハテラス(el・sereno MINOHA TERRACE)』
専有面積:64.51㎡~64.84㎡
竣工年:1979年
リノベーション完了:2016年1月





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