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具体的?

カズ


こんにちはカズです。
今回は前回とうってかわって、私たちの仕事の風景を紹介します。


この風景、なんだか分かりますか?

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これはコンクリートの試験練りを行っています。
コンクリートとは広義の意味では、砂や砂利(これを骨材と言います)と水をセメントなど糊状のもので結合させた物をいいます。コンクリートは圧縮力(押さえつけられる力)には強いのですが、引張力には弱い。
そのためコンクリートの中に鉄筋を入れた、鉄筋コンクリートを建築では一般的に構造体つまり建物のフレームとして使います。
そんな、建物にとっては大変重要な要素であるため、実際に建設する前にちゃんと設計通りの品質が得られるかどうか、配合書どおり試しにコンクリートを作って、性能を検査することを行います。これを「試験練り」といいます。
今回は大森にあるコンクリート工場に行って、実際に使う骨材などを確認してきました。
それでは簡単ですが、コンクリートの作り方を写真入りでご紹介します。
まず主役のセメント、配合書に基づいてつくりますので、0.1グラム単位で重さを量ります。

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次に細骨材。今回は千葉県君津市法木の「山砂」を使います。ちゃんと産地まで特定するようになっています。

これはもちろん強度的な性能もありますが、色などについても合わせることが必要であるためです。
よく見られる「打ち放しコンクリート」だと仕上色はこのコンクリートの色そのものになるので当然この「骨材」の色も影響があります。そんな意味でもチェックします。
次に粗骨材。山口県宮群秋芳の「石灰砕石」です。

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これに、添加剤を加え

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最後にもう一つの主役「水」です。

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これらをこんな風にかき混ぜて

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直ぐに検査を行います。
この時の検査で、コンクリートの温度、中に入っている空気量、固さ(スランプと言います)等を調べます。

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そして「テストピース」として型枠に入れて固めます。

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こうして固めたコンクリートを定められた期間硬化させて壊します(業界用語で「割る」なんて言ってますが)。
その結果、設計したとおりの強度が得られることを確認してから、実際の工事に使うことになります。
日頃そんな事は気にしていないと思いますが、こんな風に確認しながら建築物は建てれてるのです。
ちなみに、コンクリートの英語「concrete」は主な意味で「有形の、具体的な」という意味があります。
昔英語がままならないとき、同僚に「Could you explain this scheme concretely?」と聞かれて
「なんでコンクリート?」と思ったことがあります・・・





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