2008.08.01

no.38 <インタラクティブ・メディアの可能性>株式会社ラナエクストラクティブ/RaNa extractive.inc

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2000年に、僅か1件の物件紹介からスタートしたブルースタジオのウェブサイト。それから8年間、多くの方々に応援していただき、物件数も200件に届こうとしています。そしてこの度、更に楽しく使いやすいコミュニケーション・ツールを目指し、完全に新しく生まれ変わりました。

その制作を担った株式会社ラナエクストラクティブのクリエイターお二人に、インタラクティブ・メディアの可能性についてお話を伺いました。  写真上:株式会社ラナエクストラクティブの藤原氏(左)と武藤氏(右)

企画が「自由」であるために

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写真右:rexの企業キャラクターであるカエル。

ブルースタジオ(以下BS):設立1周年おめでとうございます。ラナエクストラクティブ(以下REX)は、日本のウェブ黎明期から活動しているラナデザインから派生したわけですが、その誕生の背景はそのようなものなのでしょうか?

ラナエクストラクティブ(以下REX):社名の"エクストラクティブ"というのは"Extra Interactive"に由来するのですが、ではいったいなにが"Extra"なのか?まずはその生産体制にあると思います。どういうことかというと、たとえばウェブサイトの製作においてはデザイナー、プログラマー、Flashクリエイター、サウンドクリエイターなどの様々なリソース(開発メンバー)が必要となります。一般の製作プロダクションにおいてはこれら様々なリソースを抱え、その中でできることを探っていくことが多いのではないかと思います。それに対し、REXではプロジェクトごとの企画に対してチームを組むのですが、様々なプロが会社に所属するのではなく、連携することによって都度最適な組織で製作を行う方法をとっているのです。

BS:つまり、会社組織を固めることによる製作の制限を無くし、企画にたえず無限の可能性を持たせようとしている?

REX:そうです。

インタラクティブ・メディアの未来像

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写真右:2007年グッドデザイン賞を受賞した『ウォーターフォード・ウェッジウッド・ジャパン』のサイト。http://www.wedgwood.jp/

BS:さて、いきなりですが、お二人はインタラクティブ・メディアあるいはウェブの世界は今後どうなると考えているのでしょうか?

REX:いきなりすぎます(笑)。うーん、そうですねえ・・・ウェブサイトはなくなるかもしれませんね。

BS:無くなる?

REX:本当に無くなる、ということではありません。ただし、現在ネットでの情報は急速に断片化しています。iGoogleやMyYahooなどでガジェットを好きに並べられますよね?すると、これまでは個々のサイトをじっくり見ていたのがRSSで最新トピックスだけをみるなど、どんどん情報がパーツ化されてきています。

BS:もともとネットの特性・魅力が中心をもたず、偏在しているところにあるので、その現象は必然ともいえるのではないでしょうか?

REX:そうともいえますが、キャッチーなモノだけを伝ってどんどん飛んでいくのではなく、ものごとの流れやストーリー性を通した「体験」を表現することが、本来目指すべき方向性の様な気がします。

BS:個々のパーツ化した情報の集積では、大きなメッセージは伝えられない?

REX:いえ、パーツ化した情報をどのように利用するか、どのようにコンテンツと繋げるか、その「ストーリーづくり」が重要だという意味です。そのためにはデザインが担う「表現」、インターフェースが担う「体感」の進化はますます重要になるでしょう。

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後記
「楽しい物件探し・作新閲覧」を目指し、ラナエクトラクティブとも数多くの議論を交えながら新たな「Something New」を目指して進めてきた今回のリニューアル。
「サクサク探す」対「じっくり楽しむ」、「一目でわかる」対「深く知る」など、矛盾する要素をどのように実現するか?その答えが新しくなった" 使い込むほど味が出てくる"本サイトです。

株式会社ラナエクストラクティブ
インタラクティブ広告を中心に据えたクリエイティブエージェンシー。Webを主軸に印刷物・映像、音楽の制作、プロデュース業務を独自の手法で展開している。

2008 東京インタラクティブ・アド・アワード入賞「SBI CARD SEARCH THE CIRCLE CAMPAIGN」

2007 グッドデザイン賞受賞「ウォーターフォード・ウェッジウッド・ジャパン」http://www.wedgwood.jp/